意識の高くない系社会人ブログ

意識の高くない系社会人が仕事観や自己啓発のような内容を中心に、他にも色々と日々考えていることを書いていきます。

就活において業界研究はしたほうがいい

私はよく自社の就職活動の会社説明会の現場社員質問会のような場所に呼ばれることが多い。

私からすると本来の仕事と違って学生と話すのは新鮮でいいと思うので呼ばれると快く引き受けている。

 

就職活動の時期が今年からまた後ろにずれるようである。

私のように理系の出身者は後ろにずらせばずらすほど研究に割ける時間が減るような気がしてからないのでやめたほうがいいと思うのだが。まぁそういう規定を決める人たちはおそらく学部の3年までは授業があるけど4年は週に1回程度のゼミに出席して適当に論文を書いた人間なのではないかと思ってしまう。

 

まぁ今回は少しだけそれにかかわってくる話をした方がいいと思う。

 

就活を経験した人なら必ずやったであろう「業界研究」、「企業研究」に関してだ。

 

私はもともと情報系だし就活はITに絞っていたのと、知り合いにもSEが数人いたのであまり業界に関する研究をせずとも大体のことは知っていた。なのであとはその会社について調べておく程度だった。

 

ただ、やはり同期を見ていても、会社説明会等で話す学生を見ても、企業研究以前に業界研究がそもそもできておらず、IT業界がすべてWEB系のようなBtoCだと思っている人も多い。(BtoBやBtoCについてはここでは説明しないのでわからない人は自身で調べてほしい)

 

面接官としても、やはり志望動機等で、どんなに素晴らしいことを語ったとしても若干の勘違いや研究不足が見られると、志望度が低いとみなされて落とされることがあるようだ。

 

また、ただそれだけではなく、実際に面接官にその業界研究不足が見抜けずに採用となった場合、実際に困るのは採用された側にもくる。

働いてから「こんな仕事だとは思わなかった」ということが起きるのだ。

 

採用した人としては採用が終わって研修があって配属された後のことなどあまり知らず、次の採用に忙しくなる。

しかしながら現場の社員からすると、その業界研究不足だった新卒社員が「こんなはずではなかった」と言って転職されると、それはそれで若手が育たずに困ってしまう。

それはもう現場社員の教育云々の話からはずれてしまうのである。

 

私個人からすると、少しでも違うなと感じたら第二新卒として扱われるうちに転職をお勧めするのだが、現場社員からするとせっかく教育に割いた時間が…とあまりよく思われないだろう。

 

いずれにせよどちらも得をしないのである。

 

 

本来はしっかりとした採用過程を決めて、そいった人がいないようにするのが一番だが、我々現場の社員にはどうしようもない。

 

 

なので今から就職活動をする学生にはぜひしっかりとした業界研究や企業研究をして、納得したうえで受けてほしいと思う。

 

 

以上。

 

日経業界地図 2015年版

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